摩訶般若波羅蜜多心経 | 偉大な酒の導きの教え(訳 あかなるむ) |
1観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 2照見五蘊皆空 3度一切苦厄 4舎利子 5色不異空 6空不異色 7色即是空 8空即是色 9 10受想行識 亦復如是 11舎利子 12是諸法空相 13不生不滅 14不垢不浄 15不増不減 16 17是故空中無色 18無受想行識 19無限耳鼻舌身意 20無色声香味触法 21無限界乃至無意識界 22無無明 23亦無無明尽 24乃至無老死 亦無老死尽 25無苦集滅道 26無智亦無得 27 28以無所得故 28菩提薩捶 依般若波羅蜜多故 30心無圭礙 無圭礙故 無有恐怖 31遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 32三世諸仏 33依般若波羅蜜多故 34得阿耨多羅三藐三菩堤 35 36故知般若波羅蜜多 37是大神呪 是大明呪 是無上呪 38是無等等呪 39能除一切苦 真実 不虚故人 40説般若波羅蜜多呪 即説呪曰 41 42羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 43菩提薩婆訶 44般若心経 |
1観自在菩薩が 深酒して酔いつぶれんとした時 2人間の心身を構成している五つの要素が全て酔いつぶれることを発見された。 3故に一切の苦しみが無くなることも発見されたのだ 4飯を食う(酒を飲まない)者よ 5素面は酔っぱらいと同じであり 6酔って正体を無くしても素面と違うところはないのだよ 7したがって素面はそのまま酔っぱらい 8酔っぱらいは正体を無くしても素面と同じなんだよ 9(訳者注:酔っているので話がくどくなっている) 10残りの心の働き、感覚も想いも行いも論理もこれと全く同じなんだ 11飯を食う(酒を飲まない)者よ 12だからあらゆる存在や現象の法則は、酔っぱらいに似ているんだ 13酔っぱらって生まれるものもないが酔っぱらいが無くなることもない 14酔っぱらいに汚いもきれいも無い 15そもそも酔っぱらいは増えることも減ることもないものなんだ 16(訳者注:酔っているので話がくどくなっている) 17だから酔っぱらえば存在へのこだわりなんか無くなってしまう 18だから酔っぱらいには感覚も念想も意志も知識も無くなり 19眼・耳・鼻・舌・身体・心といった感覚も無くなり 20形・音・香・味・触覚・心の対象といった感覚の対象も無くなり 21最後には意識の限界も、意識に限界があるということも無くなってしまう 22無明に生きるという悩みも無くなり 23無明・無知がなくならないという悩みも無くなり 24更には老死も老死が無くなることも悩みでは無くなり 25苦しみもその原因も、苦しみを無くする道も無くなり 26知ることもなければ得ることもないへべれけの境地になる 27(訳者注:酔っているのでかなり話がくどくなっている) 28素面でいても酔っぱらいでいても)得ることは何もない 29それでも悟りを求めるものは いつも酒を飲んでいる 30心に疑いが生じることもなく 疑うことがないから 恐れるものも無い 31すべての思想の偏りから離れて 安楽の境地にいることが出来るからだ 32現在・過去・未来 酒行の限りを尽くした者はことごとく 33酒を飲むことに全力を傾けたから 34あのくたらさんみゃくさんぼだい 35(訳注:ろれつが回らなくなっている) 36だから知るべし 酒を飲んで酔っぱらうことが 37最高の祝福にして呪い 最高の悟り 最高の悟りへの道 38これに勝るものは無い 39あらゆる苦しみを無くするための 真実! 嘘じゃないよ 40くどいようだが 酒飲みの境地を述べよう つまりこういうことなんだ 41(訳注:くどい) 42飲みに行こう みんなで飲みに行こう 呑んで呑んで酔いつぶれたら 43それが悟りそのものなんだよ めでてえなあ 44これが酒飲みの 心の教えだあ(……:尊師昏睡 合掌) |