タイトル | : 2000/05/31■006 ジャーマンロックとか |
記事No | : 105 |
投稿日 | : 2013/10/05(Sat) 09:01:33 |
投稿者 | : 管理人 |
[掲示板] その手の音楽情報が充実してると聞いたので「やっぱりワニが好き!」のサイトを覗いてみた(http://www.ne.jp/asahi/miho/sugi/wani/index.html). 知人の名前もあったが,そんなことはどうでもいい.掲示板を見た感想は「おめえら気持ちわりーんだよ」に尽きる.和気あいあいの蓄群どもに水を差すのも野暮だろうから「カキコ」は控えて「情報」だけもらっとくことにする.あたしは情報乞食でいいわん.
[-MUSIK] なるほど「-」はBinderstrich ビンダシュトリッヒ と読むのか. binder 結ぶ+strich 線 とは,ドイツ語は明快ですな. 「ビンダシュトリッヒ・ムジーク」って,いかめしい.烏賊盲.
[痛い] 痛くない腹をさぐるのはよくないが,痛いところを突くのはタメになると思う.
[ジャーマンロックとか] 「レコードコレクター」誌がジャーマンロック特集を組む今日この頃,中村とうようも草葉の陰でさぞかし腹を立てていることだろうが,石が浮かんで木の葉が沈むのが芸能界ってもんだ. だが,それにしても何で今更独逸ロック?という感は否めない(誰かが書いてた「クラブ音楽トロイの木馬説」は一面では当たっているかも知れないが). ここ数年の独逸バンド来日ラッシュを見てても,今更昔のカルトバンド見てもねぇ....という感が俺は強い. だって「旬が一番」「ナマが一番」という古典的フーゾク説に立てば,旬をナマで見れた幸運な人たち(日本じゃ高橋ゆうじ(現・高橋鮎生)ぐらいじゃないかしら,羨ましい)には敵わないはずだもの. 結局,古いファンの大多数は,「確認」のためにライヴに足を運んでいるに過ぎないんだと思う.寂しいね. 一方,若いファン連中は温故知新ということで見に行くのだろう.遅れてきたニンゲンの方がむしろ歴史を熱心に勉強し,「再評価」や「再発見」したがるものだから. まぁ,独逸ものに限らず,ロックは既に研究の対象と化している. ロックを「研究」するという行為は,かつては先行音楽ジャンルに対する劣等感の裏返しだったのかもしれないが,ロック自体が充分に歴史の厚みを持ってしまった−−意に反して長生きしてしまった−−現在にあっては,ごく健全な探求活動と言ってもいいだろう. 健全なんだよ.まったく. Aquiraxがかつて「ロックは一度として反体制であったことはないのではないか」という青臭い疑問を提示したとき,俺は「当たり前じゃん」と思った. ストーンズみたいなバンドがまだ現役で活動してて,若いリスナーも彼らをそれなりに「リスペクト」して聞き続けてる,そんな音楽のどこが反体制だっつーの,と思ったからだ. それはもう20年以上前のこと. 今,ロックの神話化−宗教化は更に進んでいるような気がする.
2000/05/31 GESO
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