タイトル | : 2000/08/20■024 第一回全国ちんどん博覧会 |
記事No | : 123 |
投稿日 | : 2013/10/05(Sat) 09:55:39 |
投稿者 | : 管理人 |
[あらすじ] GESORTINGは,00/05/16深夜に発作的に始めた同報メールです. 特定の友人知人(現在30名余)あてに不定期に送付しています. 送付不要という方は,お手数ですがその旨メールでご連絡願います.
[今日の駄洒落] ダーウィンの進化論は主の機嫌を損ねた.
[第一回全国ちんどん博覧会] 東京・大阪・九州の若手ちんどん屋の合同開催という点で画期的なイヴェントが,8月19日,上野水上音楽堂であった. 正午から午後6時過ぎまでの長丁場,結構飽きずに楽しめた. 超満員の盛況だったが,客の大半が近隣あるいは通りすがりと思しき爺婆だったことから判断して(もちろんコアなちんどんファンも1割以上居たとは思うが),これは入場料が無料であることに加えて,上野公園というロケーションが幸いしたものと考えるべきであろう.芸の巧拙に拘わらず何をやってもある程度受けていたのも,係る状況のおかげと割り引いて考えた方がよさそうである. 実際のステージの印象は,東京勢は良くも悪くも個性がバラけてて団体としては足並み揃わず,大阪は共同体的ベタ乗りで和むが演奏は必ずしも揃わず,九州はちんどん屋というよりもバンド乗りの一体感頼りと,特徴がはっきり出ていたが,最も印象に残ったのはゲスト扱いの東京の古株−親方連中で,その「存在感」には敵わんな,という感じ.結局,芸人は束になってなんぼというよりも,各自厚かましいくらいの個性が必要だということかも知れない. 楽器で印象に残ったのは,アダチ宣伝社(福岡)の女性が使っていた青いコルネット(だと思う).カッコ良かった. 他にも多少思うことはあるが,一つだけ.「ここでしか買えない」パンフレットは,内容が半分以上宣材なのに500円は高すぎる.場内展示していた歴史的資料の一部でも掲載して,資料的価値を高めるべきであった.同じ値段なら『中洲通信』のチンドン特集(99年3月号.今でも入手可能)の方がお得.
[慎太郎] 町田康のブンガクはつまらんので読まないのだが,『きれぎれ』の新聞・雑誌広告に石原慎太郎の芥川賞選評が惹句的に引用されてて,それが可笑しかったのでつい引き写した. 「町田氏は彼自身のスタイルを確実に作り出したということだ。そのスタイルは独特のビート、独特のリズムであり、その力強いビートに乗った一見乱脈で強引な言葉の行使はいわば言語のラップでありパンクロックであって、なれて見るとある種のドラッグのような陶酔感をあたえられる。」 ぎゃはは.慎太郎,馬鹿大爆発.さすが大作家の文章は違うぜ. ....でもこんな馬鹿が都知事やってるってのは,やっぱりまずいよなぁ.
2000/08/20 GESO
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