タイトル | : 2000/11/17■036 ミクロ経済 |
記事No | : 136 |
投稿日 | : 2013/10/05(Sat) 10:04:47 |
投稿者 | : 管理人 |
[いんたあねっとの大錯誤] 今これを書いてる時点で,livedoorのメールサーバのトラブルは解決していない. livedoor側では15日夜からトラブルが始まったと言っているが,実際はその半日以上前から, ・メールソフト(OEでもユードラでも)でlivedoorからメールを送ろうとすると接続が拒否される. ・他のプロバイダからの転送メールが届かない. ・他のプロバイダからBCCでlivedoorのアドレスに送ったメールが届かない. ・要は届いてんだか届いてないんだか分からない. といったトラブルが頻発し,変だなと思ってた(その旨をlivedoorに質問したメールのBCCも届かない始末). livedoorのHPでトラブルに関する現状報告があったのは,トラブル発生後1日近く経ってからで,いつ解決するか分からない由. 原因は予想どおり「外部からの大量のメールの流入によるサーバシステムの過負荷」だそうであるが.... livedoorに限らず,いちプロバイダにおいて利用者が急増すればこういうトラブルが増えることは避けがたいことだとは思うけど,それって予測しうる事態じゃないですか.なのに,どうして対応がこんなに遅いんでしょ,東京大阪間を新幹線が走り月にロケットが飛びアトムに後からお兄さんが生まれるこの科学万能の時代にですよ. そりゃ,知らなければ何のことはない(知らぬうちにトラブルが起こり,知らぬうちに解決した....),という考え方もアリかも知れないけど,これが郵便物で,送った筈の手紙がどこかで紛失したってことだったら,もうちょいオオゴトになるわけだから,所詮インターネットはリスク覚悟でやるもんだ,ってことなのですね, という凡庸な結論に達してしまったが. 現状の自衛策としては,複数のプロバイダと契約することしかないかも. 実際,俺は複数のプロバイダと契約しているので,今回の事故が早期に把握できた次第. 把握はできても解決はできないので,余り役に立たないのですが.
[途中で別のことを考えたので続かないかもしれない] ピエール・ブルデューによれば,仏蘭西ではソ連崩壊以来沈黙を守っているサヨクの思想家が多く,「毛沢東主義のかつての信奉者の中には右翼へ転向した者もいる」のだそうである. 教条主義から教条主義への転向ってのは,神様を取り替えるだけのことで割と簡単だから,サヨクが国粋主義者に転向したって別に不思議はない.日本にも実例は多い(西尾幹二とか).「反動」と呼ばれるパターン. また,沈黙している連中ってのは,自分の思想が間違っていた,あるいは間違っていないまでも有効性に乏しかったと考えてはいるが,プライドが高くてその事実を認めたくない,ということなんだと思う.中には「わしゃ間違っていないが,今は時期が悪い.復権の時まで辛抱だ」と考えている頑固者もいるかも知れないが. いずれ,ヒトの考え方が変わるのは全然不思議じゃない. けど(バーナード・ショウじゃないけど),衣服を着替えるみたいに思想を変えるというのは,やっぱりいかがなものか,思想と気分が同じってのはちょっとまずいんじゃないの,と思うので,(続く)
[ミクロ経済] 世間が不景気というのは事実で,飲み屋にも当然影響は現れている. 店側のサービスが少しずつセコくなっている(盛りの量を少しずつ減らすとか,メニューの種類を減らすとか,小幅の値上げをするとか)のもそうだが,客層の変化もそれを反映している. ちょっと前まではもっと上のランクの飲み屋に行ってた連中が,どんどん下層の飲み屋に流れてきているのだ. お陰で,行きつけの安居酒屋が混み合い,入れないことも多くなって,こっちとしては大変迷惑を被っている. 居酒屋生態系の破壊である. しかも,上から流れてきた連中は,まぁ八つ当たりしたい気持ちも分からんではないが,店員に対して理不尽に居丈高だったりして,鬱陶しい. 先日も,行きつけの店で飲んでたら,二つ隣のテーブルに陣取った多少身なりのいい5,6人のリーマングループが,「ここには八海山の吟醸は? えーっないの」だの「ここで一番高い日本酒持って来て」だの「つまみの種類こんだけか?」だの文句を言って騒いでて,片隅で慎ましく飲んでる身としては非常に不愉快であった.....君らは来る店を間違えてるよ. 落ちぶれた人間が偉そうにしているのは見苦しい. ま,そういう観察ができること自体は,面白いのですけれど.
[続・いんたあねっとの大錯誤] とここまで書いてメール送ろうとしてメーラー立ち上げたら,メールサーバの便秘が治ったのか,livedoorから受信メールが来るわ来るわ60通(過去から遡って).狂ってますぅ.
2000/11/17 GESO
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