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タイトル2001/06/27■053 酒見賢一
記事No153
投稿日: 2013/10/05(Sat) 10:26:09
投稿者管理人
[結婚披露宴]
 6月24日,茗荷谷の青龍山林泉寺で吉野繁・増山麗奈の結構披露宴.
 葬儀以外のセレモニーには可能な限り欠席することにしているので,披露宴への出席は多分生まれて二度目である.社会人としては非常識・偏屈だと思うものの,あの種の因習は廃止するに如かずという信条に揺るぎはない.
 今回はライヴパフォーマンス,取り分け林栄一・原田依幸の演奏が目玉で,それ目当ての参列者も多かったように見えたが,俺は岩館洋の歌(「マゾヒズム・タンゴ」のカヴァー)と秋山祐徳太子の挨拶(朝鮮語入り)が面白かった.というか,感銘を受けたのはそれくらいであった.誠に申し訳ないことで申し訳ないのだけど.

[酒見賢一]
 といえば『墨攻』とか『陋巷に在り』といった,おまえは司馬遼太郎か,と言いたくなるような中国小説作家だと思っていたが,読んだことはなかった.誠に申し訳ないことで申し訳ないのだけど,ファンタジーノベル大賞を取った『後宮小説』も,アニメ版を途中まで観て寝てしまった口である.
 だが,たまたま『ピュタゴラスの旅』(集英社文庫版)を読んだら,結構面白かったので,どこがよかったのか,書きとめておきます.
 これは,個々に関連はないのだけれど,全体としては連作集みたいな作りになってる,5編から成る短編集です.一つ目は,スレた読者には失望を感じさせる,ナイーブなメタミステリ仕立てですが,二つ目,三つ目と読み進むにつれ,お話は,メタを経由して物語に回帰してゆくので,これはとても計算ずくの作品集なのだと分かりました.とくに,三つ目は,けっ作です.奸知にたけた作家だと思います.筒井系ですが,小林恭二よりも頭がよくて,奥泉光よりも嫌味じゃないから,結構いいんじゃないでしょうか.すごく寡作なひとみたいですが.
 でも,短編集一つ読んだけで判断するのは,いかがなものか,と思います.
 もっともっと,一日百冊ぐらい本を読んで,かしこい人になりたいのですが,読み終わると,すぐに忘れてしまいます.誠に申し訳

2001/06/27 GESO