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タイトル2002/03/17■073 電氣菩薩
記事No173
投稿日: 2013/10/05(Sat) 11:48:01
投稿者管理人
[電氣菩薩]
 本を読むのは早い方なのだけど,根本敬『電氣菩薩 上巻』(径書房)に関してはわざとゆっくり読んでる.
 あんまり面白いので,読み終えるのが惜しいからだ.
 今更俺が推薦しなくても読むべき人はもう読んでる筈だが,やはり推薦しないわけにはいかない.この質と量(500ページ超)で\2,300は安いもんである.
 簡単に言えば,川西杏・佐川一政・亀一郎といった,根本系因果宇宙ではお馴染みの面々との交流を綴った本,ということになるのだろうけど,今回は今までの「読み物」にも増して力が入ってる.
 「例えばだが、家の嫁(そんな旨い物じゃないだろうからありえんが)が喰われたとしても、俺は佐川さんを認め続けるだろう。」(p.177)なんてカムアウトは未だ序の口の,善悪の彼岸からのメッセージ集.今度の根本はシャブまで打って本気だ.
 勝新と奥崎謙三が登場する下巻が待ち遠しい.

[大蟻食vs.巫女]
 佐藤 "大蟻食" 亜紀と池田 "哲学の巫女" 晶子が喧嘩してると聞いて,大蟻食のサイト(http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/tamanoir/index.html)を覗いてみたら,へぇ,本当だ.
 殆ど接点のない二人がなんで争うことになったのか?は同サイトを参照.ヴァイオリン話を除けば結構面白いサイトである.
 巫女側の反論は未だネット上で見付けていないので,ジャッジするにはデータが足りないけど,大蟻食側記述の事実関係が正しいとすれば,巫女は喧嘩を売る相手を間違えたかな,という感じ.巫女は元々論理じゃなくてご託宣の人なんだから,理屈で勝負すれば大蟻食が勝つでしょう.
 まぁ,理屈以前に,この二人,初めて顔を合わせたときから互いを「天敵!」と直観してしまったのだろうな,きっと.
 俺は両方の著作のファンであるが,だからと言って喧嘩はやめて欲しい,と思うわけではない.
 何であれ,他人の喧嘩は面白いもんですからね.

2002/03/17 GESO