タイトル | : 2005/03/20■112 鋭意妄想中 |
記事No | : 212 |
投稿日 | : 2013/10/05(Sat) 15:53:27 |
投稿者 | : 管理人 |
[嗚呼八王子] 北千住で飲んだ帰りの電車で眠り込み,目が覚めたら終点八王子.よせばいいのにタクシーで帰り,料金は16,000円余り.ホテルか漫喫に入れば良かった.しまった,と思ったそのときはもう遅かった. 八王子とは縁が深い. 目が覚めたら電車の車庫の中にいた,あれも八王子. 白タクの運転手さんに美空ひばりのカセットをあげて料金不足を勘弁してもらった,あれも八王子. 年に1回――程度に留めたい――はこういう馬鹿なことをしてしまう.こうした一種の散財をもってバランスを保っているのであろう...何の?
[今更のように降って湧いたアナグラム] まずは「世界の中心で鮭を愛撫」←初級. 更に「烏賊の背で中心を避け愛撫」←段々やらしくなってきた. 「酒を飲んでブチュウし行かせ合い」←下品である.
[もっと観たい] ここのところ時間がなくて映画も本も割とご無沙汰である. 読んだ中で一番面白かったのは『漱石・子規往復書簡集』(岩波文庫).笑える. △山下敦弘『リアリズムの宿』 アンガールズを観た後の脱力感に通じる,ヌルいロード・ムーヴィー.ゆったりしてて悪くはないが,次第に苛々してくる.せっかちな人(俺とか)には向かない. △野澤和之『HARUKO ハルコ』 在日朝鮮人一世の母を中心に,家族の半生を描いたドキュメンタリー映画.ひたすらたくましいオモニに感心するも,家族の絆っていいもんだ...などとは全く思えず. △『呪怨』 ハリウッドをB級ホラーで埋め尽くそうというサム・ライミの野望第1弾? 東京が舞台でうちの近所も2度ほど映るので,ハリウッド映画とは思えぬ身近さ.過去4作のおいしい場面をうまく再利用し,何とか辻褄を合わせて作ってあるので,今までで一番出来がいい――ていうか,同じ映画ばかり撮ってりゃそりゃ巧くもなりますがな.もうそろそろ『呪怨』の呪縛から逃れてもいいのでは.俺は笑って観てたけど,本気で怖がってる客が結構いるのには驚いた.世間の恐怖の沸点は意外に低いみたい. それにしても,あらゆる物理法則を無視できるくせにマンションの部屋番号が分からなくて電話をかけてくる幽霊って,変すぎる... △『レイ』 お手本のようによくできた(できすぎた)伝記映画.ジェイミー・フォックスのなりきり演技は確かに見事だが,これって感動作なの? 俺の感想は「レイ,あんたいいタマだよ」ってとこだけど.女の口説き方は座頭市と共通.目あきの人も参考にしよう. ○津原泰水『少年トレチア』 津原の小説だからよくできていない筈もなく安心して読める.内容は不穏だが.文庫版の表紙と解説を萩尾望都がやってて,表紙のイラストはいただけないけど,解説の方は「殺された登場人物の皆様」(仔猫・白鳥を含む)を集めての座談会形式という,面白いアイディア.意味不明の「トレチア」の由来は「トレンチコートマフィア」だと推定する.
[こんなことばかり考えているわけではないのですが] ニュースで「医療行為を装った猥褻行為」という言葉を耳にして「それでは猥褻行為を装った医療行為というのはあるだろうか」と考えたところ,代々木忠の往年のチャネリングもののAV等で描かれているのがそれなんじゃないかと思い当たった.ちょっと神がかってるけれども...
2005/03/20 GESO
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