タイトル | : 2006/09/01■135 ユージニアに脱力 |
記事No | : 235 |
投稿日 | : 2013/10/05(Sat) 16:41:26 |
投稿者 | : 管理人 |
[夏の終わり] という雰囲気だが,残暑はまだ暫く続くそうである. でも,去年の夏に較べると「暑かった」という気が余りしない. 休みを取っても夏休みという気分にはならなかったし...長瀞で船玉祭りを見たときぐらいかしら.打上花火を間近で見れて,結構なもんでした.
[どくしょかんそうぶん] は他所に書いたから略. 古本屋に入って都筑道夫の未読作があったら必ず買うという癖がついて困ってるが,1989年時点で240冊以上出ていたというから(没年は2003年),全部揃えるのは到底無理と端から諦めている.やはり全集を出して欲しいものだ.
[気に入れば二度も三度も観る私] 黒木和雄特集から4本観る. △『日本の悪霊』(1970) 佐藤慶が瓜二つのヤクザと刑事の二役をやるという無理めな設定.音楽が岡林信康(本人も出演)と早川義夫(出演はなし).山村工作隊長役が土方巽.時代だなぁ... ×『原子力戦争 Lost Love』(1978) 原発の事故隠しを巡る暗闘を描く.謎の女が謎の女を演じてる――山口小夜子のことですが(結構淫蕩).作品自体は安手の2時間TVドラマ並み. ○『祭りの準備』(1975) 観るのは22年ぶり・3回目.『原子力戦争』と同じ監督とは思えぬ青春映画の秀作.脚本(中島丈博)が良いせいか.童貞〜半童貞の江藤潤の初々しさ,セツルメントに励む竹下景子のツンデレぶり(意外に淫蕩),ポン中で狂った桂木梨江が出産したら正気に戻るところ――そういうことは本当にあるとか――等々,見所多し. △『竜馬暗殺』(1974) 坂本竜馬(原田芳雄)と中岡慎太郎(石橋蓮司)にアナボル論争をさせたり,二人を女装のうえ同衾させたり――BL派も観てね――といったお遊びを徹底して,いっそ馬鹿時代劇にしてしまえば良かったのに,変に真面目な所があって中途半端.脱がない桃井かおりよりも脱ぎまくる中川梨絵(相当淫蕩)を断然支持. △ダンカン・タッカー『トランスアメリカ』 ロードムーヴィーは嫌いなんだが,つい... 性同一性障害の「男性」を演じる主演女優(フェリシティ・ハフマン)が凄く上手いけど,ウリをやってた生き別れの息子役(ケヴィン・ゼガーズ)の方が日本では受けそう. とまぁ,この辺で映画は暫くお休みにするか... 黒沢清『LOFT』が,怖いどころか爆笑ものの馬鹿映画らしいので,ちょっと観たいが.
2006/09/01 GESO
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