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タイトル2007/08/23■146 やっぱりニーチェが好き
記事No246
投稿日: 2013/10/05(Sat) 16:50:04
投稿者管理人
[芝居]
?シンミョン・マダン劇『立ち上がる人々』(8/17東京公演)
 踊りと演奏は楽しめたが,芝居自体はまるっきりプロレタリア演劇で,余りのアナクロぶりに唖然.
 2007年の8月に1980年5月の光州事件を描いたって一向に構いませんけれど,それならそれで,もう少し捻った内容にしてもらわないと,素朴すぎてむしろ非現実的である.
 舞踏との合わせ技で寓話性を出そうとしたのだろうか? それにしてもピンとこない.

[懐かしさ]
 「懐かしさ」とは,過去の体験に似た体験をした際にもたらされる感情であるが,最初の体験に伴う感情自体の反復ではなく,むしろその感情と現在の感情との間に流れ去った「時間」に対する感慨というべきだろう.
 だから,「時間」に無頓着な人間は,懐かしさを感じることはない.
 そもそも「似ている」とも感じないのだろう.

[山田正紀ファン限定ぼやき]
 それにしても,新刊が出ない...
 「Comicリュウ」連載「山田正紀の映画狩り」が休載なく続いているところをみると,体の方は大丈夫みたいだが.
 何度刊行予定日を延ばしたら気がすむのか,『神獣聖戦 Perfect Edition』(徳間書店).
 前作が絶版になる前に出さなくちゃ,姉妹作『サスペンス・ロード アリスの国の鏡(仮)』(カッパ・ノベルス).
 7月18日発売予定というのはやはり嘘だったの,『ハムレットの密室』(小学館)...
 と苛立っていたところに,6月発売予定が例によって遅れてた『死がふたりを分かつまで(仮)』(講談社ノベルス)が,『創造士・俎凄一郎 第一部 ゴースト』と改題されて9月6日に出るというニュースが.書き下ろしか?
 更に幻の未単行本化長編――1978年作品――『白の協奏曲』が双葉社から9月18日に出るという情報も.
 でももうそんな話,鵜呑みにしないもんね.どうせまた延期になるに決まってるんだもんね...

[お楽しみはこれもですか]
 『お楽しみはこれからだ』や『お楽しみはこれもなのじゃ』みたいに,見聞きした作品の名フレーズ(と筆者が思ったフレーズ)を逐一記録しておけば良かったな,とちょくちょく思っては,また忘れてしまう.
 取り敢えず,さっき読み終えた小説から,どうってことないのに何故か気に入ったフレーズを一つメモしておこう.
 「ばかな話をしているのに、ふたりの顔は真剣だった。」(都筑道夫『キリオン・スレイの敗北と逆襲』より)
 センセーの現代小説には,時代小説よりもむしろ古臭く感じられる作品もままあるのだが,これは例外.1984年の作品とは思えぬ新鮮さ.

[皆死んで行く]
 今月に入ってからだけで,阿久悠に坪島孝に山口小夜子に服部まゆみに富樫雅彦氏でしょう,俺がちょっとでも興味を持ったことのある有名人だけで.
 後から知ったのを付け加えると小阪修平にマックス・ローチに...

[川柳]
 発表の時宜にかなわぬものなれど,公開しとくか,馬鹿な川柳.
 「情けないもの」がお題の音楽編,身につまされる人ぞあれかし.
・殴られて被害届を出すパンク
・耳栓で鼓膜労り出すノイズ
・終了の時刻気にして急く即興
・怪我をせぬように計算してダイブ
・人脈を気にして無難な批評書き

[黒いジブリ]
 『ミヨリの森』初のアニメ化か... 少しはお金持ちになれればいいな,小田ひで次.

2007.08.23 GESO(今日は全く思い付くままに書きました)