タイトル | : 2000/05/16■001 前口上と(再録) |
記事No | : 499 |
投稿日 | : 2023/01/21(Sat) 16:00:01 |
投稿者 | : geso <
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[前口上] イ さっき急に思いついて始めたこのメールは,特定の知人(現在30名弱)あてに共通の内容で発信するものです.グループあて一斉送信ってやつですか. 今までも時々やっていた,珍しくもないことですが,自分の覚書として流用することも考えたので,若干書込みが詳しくもなり,また,ニュアンスも変わることかと思います. でも,多分「かえる通信」(ご存じない方は,まずは http://www.urban.ne.jp/home/tkuramot/ を覗いてみましょう)ほどマメな内容にはならないでしょう. ロ なるべくテキストファイルのみにしますが,別のファイルを添付することもあるかも知れません.もしそれを開けなかった場合は連絡ください. ハ 人によっては言わずもがなの内容が含まれることもあるでしょうが,ご容赦ください. ニ 原則として,本文中敬称略,文体は常体とします. ホ 不定期,かつ,いつやめるか分かりませんが,この件名のメールが来たら,まだ続いてるんだと思ってください. ヘ 本メールはBCCで送ります. ト 個別の私信は,当然別途送ります. チ 意見・質問・反論・苦情等は冒頭のメールアドレスあてで結構ですが,私信と区別するため標題は「RE: GESORTING」でお願いします.
[チヨズ] 5月13日足立区梅島のライヴハウス「ゆうことぴあ」(http://home9.highway.ne.jp/yukos/yukotopia/)で,チヨズとAustin Freaks Sonsのジョイントコンサートをやった. Austin...は三上寛ファンクラブ会長(現か元か不明)富士一藤衛門こと藤田哲が主宰するセッションらしきもので,今回は彼らの「荒野の温泉河童芸者 火星人大脱走・暴虐の用心棒」という架空の映画のオリジナル・サウンドトラックCDの発売記念コンサートであり,チヨズは藤田の誘いで出演したものである. 憂鬱な雨が降る場末の足立区とあって,客はまばらで少々淋しかったが,チヨズの例によって間違いだらけの演奏は,勢いがあったのが幸いしてか,なぜか大いに受けた.店長や対バンの人たちには絶賛され,藤田からは「また秋あたり別の場所で一緒にやりましょう」と握手を求められ,ゲソは悪い気はしなかった.CD-Rも3枚売れたし. Austin...の中では,本多雄介(g,vo)率いるトリオ(最近バンド名を変えたらしく,正式名失念)の演奏の前半が,初期グルグル版ロケンロールが少し入ってて格好良かったような気がする.
[奥村チヨ] 5月13日付のサンスポを全面的に引用する. > 芸能生活35周年を迎えた歌手、奥村チヨ(53)が、10月にコンサートを東京と大阪で行うことを本紙のインタビューでこのほど明らかにした。今月17日に発売される新曲「浮雲」(東芝EMI)を引っさげての5年ぶりのコンサートだけに気合は十分だ。 > 「浮雲」で描かれているのは「はじめて恋したわけじゃない さよならなんかじゃ泣かないよ」と失恋をしてもそれを乗り越えていく女性。今までの奥村の曲に描かれている女性とは正反対だが、「詩が今っぽい。現代女性は共感を持ってくれるんじゃないかしら」と期待を込めている。 > 昭和40年代に「恋の奴隷」「終着駅」など数々の大ヒットを飛ばした奥村は5年ほど前に“再ブレーク”。デビュー当時と変わらないツルツルの肌、抜群のプロポーションから「元祖アムラー」とも呼ばれ、10代の女性にもファン層が広がってきている。「この前、大阪にキャンペーンに行ったときなんか(宇多田ヒカルのニックネーム“ヒッキー”をもじって)『チョッキー、かわいい!』なんて言われちゃったわ」と屈託なく笑う姿はまるで少女のようだ。 > 「浮雲」の作曲を手掛けている夫、浜圭介氏との息もピッタリ。「今は恥ずかしいけど、いつかは夫婦でデュエットをしてみたい」とも。今月15日の新曲発表会では、自身が監修した総額1億8000万円のジュエリーを身につけて臨む予定だ。> トホホ,チョッキーか.... だが,少女は言い過ぎとはいえ,53歳に見えないことは確かである.きっと俺は「浮雲」買って,コンサートにも行ってしまうことだろう.
[高橋千尋個展] 5月14日,「本日のみ,踊りと演奏のパーティーがある(飲食付き・無料)」というのに惹かれて,水木(チヨズのds)の誘いで高橋千尋個展に行った.水木とは旧知の画家で,元々は音楽をやっていたという女性である. 平面作品20点,立体作品1点ほど,いずれも不気味可愛い系である.俺は初めて観たが,烏賊の大群がみっしり泳ぐ海面に能面様の顔が浮かんでる絵(「いかの海」)が気に入った.大半が売約済みだったのにはちょっとびっくり.価格がリーズナブル(2万円〜9万円ぐらい)なせいもあるのだろうが,人気あるんだな. パーティー(お客さんはピーク時で15人くらいか)の方は,アコギの弾き語り,カンツォーネ独唱に続いて,「乞食踊り」の黒田オサムが三味線の伴奏でパフォーマンス.かなり高齢と思われるが,動きは大野一雄よりも機敏である.俺としては花上直人以来の笑える舞踏(といっていいのかどうか分からないが)だったので,機会があればまた観たい. 個展は5月21日まで連日11:00〜18:30(最終日のみ17:30まで),アートギャラリー環(中央区銀座6-11-14 アセンド銀座6丁目ビル2F.電話03-3573-4741)にて.
[カン・ソロ・プロジェクト] サイトを探しても出てこないんで困ってたんだけど,昨日「ミュージックマガジン」のイヴェント欄を立ち読みして,漸く日程が分かった. 東京は6月5日と6日,オンエア....あれ,ウェストだったかイーストだったか? まぁどっちかだ.もう前売ないかも知れないが,明日問い合わせてみるつもり(スマッシュウエスト 06-6361-0213). 今回はシュミット,リーベツァイト,カローリ3人の各プロジェクトのみで,シューカイは来ないそうだが,それでも観る価値はあるかもしれん.
[Maher Shalal Hash Baz] 「COOKIE SCENE Vol.13」に載ってたという工藤冬里のインタビューを読んだ.相変わらずしゃらくさい韜晦ぶりである. 信者にとってはその言葉も音楽も福音なのだろうが,幾つかの理由から,俺はこの男の言うことを殆ど信用できないでいる.別に構わないけど.
[ミステリー] 禁断症状を起こし,何を選ぶか迷ったあげく(島田荘司の屈折しまくった推薦文に不安を感じつつも)新人に期待しようと思い,氷川透「真っ暗な夜明け」を昨日購入(講談社ノベルス新刊の中から). 1/5読んだところだが....学生時代のバンド仲間が数年後に再会,散会直後にその一人が撲殺される,場所は(作中では仮名になっているが)地下鉄丸の内線方南町駅構内トイレ,犯人はバンドメンバーの誰かとしか思えない....って,設定は青春ミステリーやんけ.霧舎巧「ドッペルゲンガー宮」よりマシであることを切に望みつつ読み進めたい. あ,最近のヒットはやはり殊能将之「美濃牛」であろう.筆力抜群. 森博嗣は作品テレビ化を狙ってるんだろうか? 最近の作品は2時間サスペンスドラマっぽい安い作りで,「純白な論理ミステリ」からどんどん遠ざかっている.キャラに頼りすぎだし.ずばりテレビ局が舞台の最新作「夢・出会い・魔性」は,それでも前作・前々作よりはマシだったが.
2000/05/16 GESO
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