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記事No : 111
タイトル 2000/06/21■012 ちゅどーんから思う
投稿日: 2013/10/05(Sat) 09:05:51
投稿者管理人

[ちゅどーんから思う]
 青山ブックセンター(以降「青ブク」)で田村信「できんボーイ 完全版1」(美術出版社.駕籠真太郎出してみたり,何考えてるんだ?)を見つけて即購入.全2巻の上巻,下巻もすぐ出る.
 山上たつひこ系ギャグの中では一番好きな作家であるが,どこがいいかといえば,師匠と違ってあっけらかんと明るいところだな.
 山たつのキャラは根が劇画で暗く,眼が怖い.田村のは劇画を全く経由してなくて,スタイルは山たつ流だけど,師匠より遙かに古いギャグマンガに通じるノホホン感がある.眼も全然怖くない.
 サンデーにこの手のギャグが受け継がれていないこと(「ちゅどーん」だけは高橋留美子が継承したが)や,チャンピオンに山たつ系のギャグが今だに(「浦安鉄筋家族」のような形で)受け継がれていることについて,漫画評論家はもっと研究発表すべきだと思う.
 あと面白かったのは,本書の腰巻きの惹句が江口寿史で,(ファンとしては嬉しいけれど同業者としては)「生き返るな!田村信!!」と書いてるところ.
 漫画家は正直でよい.
 ミステリー作家の場合は,若い芽を摘むために誉め殺ししてるんじゃないか,と勘繰りたくなるような推薦文が多い.
 島田荘司や野崎六助が腰巻き書いてる作品は殆どそうだし,都築道夫が誉めててさえガッカリの作品だったりする.ちょっとでもSF入ってりゃ誉める大森望も困ったもんだ.
 それはともかく,今日はあと2冊一緒に買った.
 おおひなたごう「おやつ 3」(少年チャンピオン・コミックス)を買ったのは,「1」から持ってるからなのだが,それにしても,なぜ俺はおおひなたごうの単行本を全部持っているのだろう,不思議である.
 もう1冊は「白銀荘の殺人鬼」(カッパ・ノベルス)という,いかにもベタなサイコミステリーだが,「著名推理作家二人の合作・作者当てクイズ付き」というのにつられて買ってしまったのだった.
 ペンネームが「彩胡ジュン」というのもトホホだけど,ちょっと挑戦したくなっちゃって(蟹)....

2000/06/21 GESO


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