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記事No : 224
タイトル 2005/12/20■124 胃腸薬の季節
投稿日: 2013/10/05(Sat) 16:26:09
投稿者管理人

[裏と表の忘年会]
 忘年会なんて,数人規模なら毎週やってるようなもんだが,師走にかこつけて忘年会らしい忘年会もやるのが,長年の習わしである.
 今年は北千住で4人でこぢんまりと裏忘年会,神田で11人規模の表忘年会を決行.
 裏忘年会は,通好みの居酒屋を求めてどんなに遠方でも来る気力のあるくらいの好き者を集めてやるというコンセプト.3軒梯子というのは標準的だが,最後の方は記憶なし.幾ら払ったかも記憶なし(安かった筈).心地良く酔えればそれでよし.
 表忘年会には,余り飲めない人も来やすい場所と店を設定.尾頭付き鯛刺身の残骸をちゃんこ鍋の残りにぶち込んでご飯と煮込んで食べたら,凄くいい出汁がでてて美味しゅうございました.他に6,7品肴が出て,酒も結構頼んで,これで一人当たり4,000円弱というのは,安すぎて嬉しい.神田「おかってや」偉い.二次会は東京で一番安い居酒屋チェーン「さくら水産」に流れる.この店がある限り金がなくても安心だ.この日は記憶あり.
 職場のを含めて,あと1,2回は忘年会ありそう.

[12月は検査月間]
 好調に飲み続けるためにはメンテも必要ということで,今年も自腹で胃と大腸の内視鏡検査を受けた.大分慣れてきたんで,下剤が効くタイミングを調節できるようになり,スムースに受診できた.結果が分かるのは正月明けだが,今回は大丈夫...という気がする.

[「筵旗一揆と焼畑ロマン」]
 夢の中にこんな名前のムード歌謡グループが登場.演ってる曲は忘れたが,こんな名前じゃ絶対売れねーよ,と思ったことは覚えている.

[男女はそれをがまんできない]
 代々木駅構内のトイレに入ったら,洗面台前で身繕い中の,明らかに性交直後のカップルに遭遇.ばつが悪いのでよく観察できなかったけど,女はジーンズがずり下がってて四分ケツ状態.向こうも当然ばつが悪かったのだろう,そそくさと去って行った.余程我慢できなかったんだろうが,こんな所ですんなよ!と思った.

[年末年始に読む本のストックをもう少し]
○戸松淳矩『剣と薔薇の夏』上下巻
 1860年,日本使節団を迎えたニューヨークを舞台にした歴史ミステリ.ゆったりしたテンポに初めは戸惑ったが,段々良くなる法華の太鼓.英米の古典ミステリを読んでいるかのような錯覚に陥りつつ久々にじっくり読めた.地味すぎるといえば地味すぎるんだけど.
△島田荘司『上高地の切り裂きジャック』
 奇想健在の中編2作を収録.悪くないけどあっさりしすぎ.もっと大技のトリックを読みたい.
○いくえみ綾『この人や月』1,2
 一見普通のホームドラマだが,毎回語り手=視点が変わるなど,捻りがあって楽しめる.
○山下和美『寿町美女御殿』1
 「サイバーパンク嫁姑モノ」だって? 山下さん壊れたんじゃないの,と疑わせる変な漫画.
△伊坂幸太郎『砂漠』
 作者が1年以上前から予告していた「麻雀と超能力」が出てくる書き下ろし長編.青春小説,というほかなし.今までの作品の中で一番捻りが少ないのでは.
○石持浅海『セリヌンティウスの舟』
 素直に,ファン.
△瀬名秀明『BRAIN VALLEY』上下巻
 すっとこどっこいなデビュー作『パラサイト・イヴ』――映画版は未見だが,原作以上に困ったものらしい――以来読んでなかったのだが,古本で安かったので購入.脳科学を初め「UFO、人工生命、死後の世界、シャーマニズム、動物の心、臨死体験」等に関わる最先端――1997年時点だが――の知見を駆使して「人類最大の謎「神」の正体」に迫ろうという気宇壮大なSF大作...の筈なのだが,例えば,感動をもたらすべきクライマックスシーンの「絵」を想像すると,やはりすっとこどっこいとしか思えないのだった.作者は生真面目だし,1作目よりも腕が上がっていることは確かなのだが...

[コープスブライドはこれから]
○今村昌平『盗まれた欲情』
 タイトルは扇情的だが,内容は大阪を舞台にドサ回り劇団の日常を描いた人情もの.1958年の監督デビュー作だが,既にスタイルは完成してる感じ.
○浦山桐郎『非行少女』
 当時15歳の和泉雅子の演技がなかなか凄い.1963年作品.
△マイケル・ベイ『アイランド』
 クローン人間の叛乱を描くベタなSF映画.脚本はかなり杜撰.でも詰まらないに決まってると思ってたら案外面白く観られた.侮って申し訳ない.
×湯浅憲明『裸でだっこ』・△石井岩太郎『モナリザお京』
 これで「渥美マリ伝説」7本を完観.1970年作の前者は,ラブリーなタイトルに惹かれたのに案の定内容は余り関係なく,映画的には破綻してる.1971年作の後者は劇画原作の泥棒コメディで,軽い乗りで楽しめる.リメイクするならお京役は藤原紀香か――71年って紀香が生まれた年なのか...

[替え歌]
 ネットで知ったのだが,「サザエさん」のダークな替え歌というのは,昔から結構多かったらしい.あの嘘臭い幸福な家族物語に反感を抱く潜在人口は結構多いということなのかも.
 そう言えば,俺も突然こんなのが浮かんで口ずさんだことがある.
 「お腹を裂かれたどら猫 ひきずって はだかでかけてく 猟奇な栄螺さん みんなが狂ってる お日さまも狂ってる 縷々々縷々々 今日もいい天気  殺戮しようと街まで 出かけたら ナイフを忘れて 不快な栄螺さん...(以下略)」.

2005.12.20 GESO


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